一般社団法人 ASPJapan
大阪地区トヨタ販売店合同の飲酒運転撲滅運動に参加されたり、当社が長年監修している交通安全啓発イベント「春の交通安全フェアinとよなか」でも、2018年に一日警察署長を務めていただいたりと、何かと縁のある髙橋結香さん。Asia Supreme Pageant Japanのオーガナイザーに就任し、一般社団法人を立ち上げられたとお聞きして、その日本大会を前にリーダーシップや組織の動かし方、ASPをこよなく愛する気持ちをお伺いしました。
ーーー最初に、髙橋さんのここまでの歩みについて教えてください。
髙橋:生まれも育ちも大阪で、幼少期からバレエとピアノをずっと習っていました。高校卒業してすぐにオスカープロモーションに所属し、東京で芸能活動をしていました。24歳で結婚したのを機に、大阪に戻ってきて出産しました。今、は12歳になる長男と10歳の長女がいます。
産後、主婦をしながらすぐにモデル活動を再開しましたが、私が31歳の時に離婚することになりました。離婚して1年が経って、やっと子供たちと3人の生活が落ち着いてきたころに、「Mrs Japan Asia Supreme Pageant」というコンテストに出てみないかと、誘っていただきました。それが、私にとっての大きな転機になりました。
産後、主婦をしながらすぐにモデル活動を再開しましたが、私が31歳の時に離婚することになりました。離婚して1年が経って、やっと子供たちと3人の生活が落ち着いてきたころに、「Mrs Japan Asia Supreme Pageant」というコンテストに出てみないかと、誘っていただきました。それが、私にとっての大きな転機になりました。
どんな環境でも自分の事を好きになる
ーーーシングルマザーになられてすぐのタイミングでの挑戦には、戸惑いはなかったですか?
髙橋:最初は「私がコンテストに出るなんてとんでもない!」とい思いました。一方で出産以来私は、「子どもたちにお母さんが頑張っている姿を見せたい。どうすればそんな姿を子供たちに見せてあげられるだろうか」とずっと思っていました。
当時の私は日々の生活に追われて子供のことだけやってクタクタでした。そういう日常にどっぷり浸かっていると、自分のことなんか気にできないですよね。このままだと、未来も忙しい日常にどっぷり浸かって、同じように生きることになるな、そういう風に感じていた時期でもありました。
子供たちに頑張っている姿を見せるには、このタイミングでチャレンジしなければ。そう思ったんです。多分挑戦なら何でもよかったと思います。たまたまご縁をいただいたのが「Mrs Japan Asia Supreme Pageant」だったということです。
当時の私は日々の生活に追われて子供のことだけやってクタクタでした。そういう日常にどっぷり浸かっていると、自分のことなんか気にできないですよね。このままだと、未来も忙しい日常にどっぷり浸かって、同じように生きることになるな、そういう風に感じていた時期でもありました。
子供たちに頑張っている姿を見せるには、このタイミングでチャレンジしなければ。そう思ったんです。多分挑戦なら何でもよかったと思います。たまたまご縁をいただいたのが「Mrs Japan Asia Supreme Pageant」だったということです。
ーーー初めてのコンテストは髙橋さんにとってどのような経験だったのですか
髙橋:コンテストは大きく「ウォーキング」と「スピーチ」の2つの要素で構成されています。
ウォーキングはずっと仕事としてやってきていた事だったので問題なかったのですが、スピーチはとことん苦労しました。30秒で自己アピールをするのですが、私は恥ずかしいくらいボロボロでした。
それまではカタログモデルやCMを細々とやっていた私です。ファッションショーには出ていましたが、商品が主役、私は脇役でした。ずっと自分は一歩引いてその商材の良さを見せることを仕事としてやってきたので、私自身を売り込むコンテストには大きなギャップと戸惑いを感じていました。
ウォーキングはずっと仕事としてやってきていた事だったので問題なかったのですが、スピーチはとことん苦労しました。30秒で自己アピールをするのですが、私は恥ずかしいくらいボロボロでした。
それまではカタログモデルやCMを細々とやっていた私です。ファッションショーには出ていましたが、商品が主役、私は脇役でした。ずっと自分は一歩引いてその商材の良さを見せることを仕事としてやってきたので、私自身を売り込むコンテストには大きなギャップと戸惑いを感じていました。
ーーーどんな苦労がありましたか?
髙橋:30秒スピーチを考える時、スピーチのプロ講師が用意したシートを書いていくのですが、全く書けないんです。「あれ、私伝えたいことが何もない」って。それで、今までどんな人生を歩んできたのか一つ一つ内省していきました。
一番深く考えたのが離婚の経験です。当時の私はメンタルがやられて日常生活も回らないぐらいの状況でした。それが全て顔に出ていたんですね。肌荒れもすごくしましたし、うまく笑えない。
別れた主人にされたこと、一人で二人の子供を育てていく大変さ。。。渦中にいる時には全く気づきませんでしたが、当時の私は自分の不幸を全て相手や環境のせいにしていたんだと思います。振り返ってはじめてそのことに気がつきました。
ああ、だからうまくいかなかったんだ。自分の幸不幸を相手次第にしてしまっては、幸せにはなれません。はじめて自分にベクトルが向いた瞬間でした。
一番深く考えたのが離婚の経験です。当時の私はメンタルがやられて日常生活も回らないぐらいの状況でした。それが全て顔に出ていたんですね。肌荒れもすごくしましたし、うまく笑えない。
別れた主人にされたこと、一人で二人の子供を育てていく大変さ。。。渦中にいる時には全く気づきませんでしたが、当時の私は自分の不幸を全て相手や環境のせいにしていたんだと思います。振り返ってはじめてそのことに気がつきました。
ああ、だからうまくいかなかったんだ。自分の幸不幸を相手次第にしてしまっては、幸せにはなれません。はじめて自分にベクトルが向いた瞬間でした。
ーーー自分自身にベクトルが向いたきっかけはあるんですか?
髙橋:息子です。親をやっていると色々なわがままを言われるものですが、彼はわがままを言うときにも必ず「自分がこうしたいから」と言うんです。例えば携帯が欲しい時でも、「クラスで全員携帯電話を持ってるから、自分も欲しい」なんて絶対に言わない。「クラスで誰も持っていなくても俺は携帯が欲しい」です(笑)
最近になると、中学受験をしたいと自分で言いだして、行きたい学校を見つけてきました。私が仕事で海外に行くことを伝えても「うん、別に俺の受験とママの仕事は関係ないから」って。
そういう彼を見ていて、自分は辛いことの理由を全部相手や環境のせいにしているなぁ、とふと気づいたんです。私が辛いのは主人のせい。日常が大変なのは離婚のせい。。。本当にそうなのか。そうやって考えていくと、離婚についても、私にも悪いところがあったと考えられるようになったんです。
最近になると、中学受験をしたいと自分で言いだして、行きたい学校を見つけてきました。私が仕事で海外に行くことを伝えても「うん、別に俺の受験とママの仕事は関係ないから」って。
そういう彼を見ていて、自分は辛いことの理由を全部相手や環境のせいにしているなぁ、とふと気づいたんです。私が辛いのは主人のせい。日常が大変なのは離婚のせい。。。本当にそうなのか。そうやって考えていくと、離婚についても、私にも悪いところがあったと考えられるようになったんです。
ーーー人生の捉え方は自分の意志で選択できる。
髙橋:はい。私の30秒スピーチは、「どんな環境であっても自分を好きでいること。自分を律して美しくあること。それは女性としての使命です。」というものになりました。そういうことを素直に伝えたいなと思いました。本当に私の人生が変わったから。
そうしたら「Mrs Japan Asia Supreme Pageant」の日本大会でグランプリをいただくことができ、さらにマレーシアの世界大会に出場することができたんです。
そうしたら「Mrs Japan Asia Supreme Pageant」の日本大会でグランプリをいただくことができ、さらにマレーシアの世界大会に出場することができたんです。
言いたいことを言葉にする
ーーー世界大会はどういう仕組みになっているんですか?
髙橋:既婚未婚関係なく、30歳から70歳までエントリーできます。45歳までが「ミス・ミセス部門」、46歳から70歳までを「クラシック部門」と分けてコンテストをしていまして、このカテゴリーから5名ずつ、計10名の日本代表を選出します。
グランプリは審査の点数で順位が決まり、審査員の特別枠「アンバサダー」5名を加えた、計15名で世界大会に行きます。世界大会って、一般的には自分と他の代表の戦いってイメージがあると思いますが、実際にはチーム戦なんです。
私は日本グランプリとして参加しているので、チームのリーダーです。世界大会では、リーダーシップについて深く考えさせられることになりました。
グランプリは審査の点数で順位が決まり、審査員の特別枠「アンバサダー」5名を加えた、計15名で世界大会に行きます。世界大会って、一般的には自分と他の代表の戦いってイメージがあると思いますが、実際にはチーム戦なんです。
私は日本グランプリとして参加しているので、チームのリーダーです。世界大会では、リーダーシップについて深く考えさせられることになりました。
ーーー初めてコンテストでリーダーを経験されて、悩んだことはどんなことですか?
髙橋:皆さん本気でコンテストに挑まれているので、妬み・僻み・やっかみも出てきます。SNSで誹謗中傷を書かれたり、「お金をたくさん積んだんだよね?」と言われたり、あからさまにSNSで私だけタグ付けされていなかったりとか、そういう本当に細かいことが沢山ありました。
最初は本当にショックでしたね。でも裏を返せば、それだけ真剣勝負の場なのです。
最初は本当にショックでしたね。でも裏を返せば、それだけ真剣勝負の場なのです。
ーーーどんな風に折り合いをつけたのですか?
髙橋:実は誹謗中傷を受けてすごく落ち込んだんです。それで当時6歳の娘に相談したんです。「もし学校でさ、悪口を沢山言われたらどうする?」そしたら娘は「やめて!って言ったらいいねん」って。
そういえば私は関係が壊れるのが怖くて「やめて」って言えていませんでした。ただ嫌だって思うだけ。そんな単純なことができていなかった。それで「何かあるならお話し合いしましょう」とはじめて言ってみたんです。「私はもう悪口は気にしません」「意見の相違があったなら、いつでも話し合いましょう」って。
そうしたら、嘘みたいに誹謗中傷がなくなったんです。ストレスフリーになって、スコンって抜けた感じがしました。それで世界大会でもグランプリをいただくことができました。「言葉にする」ことは今、組織をまとめる立場になっても大切にしていることです。
そういえば私は関係が壊れるのが怖くて「やめて」って言えていませんでした。ただ嫌だって思うだけ。そんな単純なことができていなかった。それで「何かあるならお話し合いしましょう」とはじめて言ってみたんです。「私はもう悪口は気にしません」「意見の相違があったなら、いつでも話し合いましょう」って。
そうしたら、嘘みたいに誹謗中傷がなくなったんです。ストレスフリーになって、スコンって抜けた感じがしました。それで世界大会でもグランプリをいただくことができました。「言葉にする」ことは今、組織をまとめる立場になっても大切にしていることです。
ーーー当たり前のことを言葉にできていないことって意外に組織の中には多いのかもしれませんね。
髙橋:もともと私は他人に気を遣いすぎてお腹を壊すぐらいのタイプだったんですけど、今はそれをやめています。
「そんなに気を遣っても、私の事なんて、みんな何とも思ってない。」と言われたことがあるんです。「確かに。。。」と思いました。だから言いたいことをちゃんと言葉にする自分になるんです。
「そんなに気を遣っても、私の事なんて、みんな何とも思ってない。」と言われたことがあるんです。「確かに。。。」と思いました。だから言いたいことをちゃんと言葉にする自分になるんです。
わたしが一番熱くなる
ーーーグランプリを取られた後、ご自身で組織を運営することになったんですよね。
髙橋:コンテストでグランプリを取ったら、慣例的に運営側に回ることになります。私は、地区大会のコンテスタント(出場者)にウォーキングを教えたり、審査員をさせていただこうと思っていました。
そう考えている中で、オーガナイザーから「家族の都合で海外に移住をしたいから、次のオーガナイザーは結香さんにと思ってるんだ」と、お話しをいただきました。それまで、私が組織を運営するなんて想像すらしていませんでした。
そう考えている中で、オーガナイザーから「家族の都合で海外に移住をしたいから、次のオーガナイザーは結香さんにと思ってるんだ」と、お話しをいただきました。それまで、私が組織を運営するなんて想像すらしていませんでした。
ーーー全く準備ができていない中でリーダーを担うことになって、感じたことはどんな事ですか?
髙橋:めちゃくちゃ熱意が必要だという事です。
私たちの団体ASPでは、地区大会は歴代グランプリやOGが主催しているんです。イベント会社に委託することもできるのですが、あえてやりません。
私がいちばん伝えたいのは、地区大会、日本大会、世界大会に出てきたからこそ分かる心境の変化や自分自身の変化。その企画運営を誰かに委託してしまったら何も生まれない。
イベントを主催するのは本当に大変です。大変だからこそ、みんなにとって大切なものになるんだと思います。だから、参加するメンバーの熱意が一番重要なんです。
私たちの団体ASPでは、地区大会は歴代グランプリやOGが主催しているんです。イベント会社に委託することもできるのですが、あえてやりません。
私がいちばん伝えたいのは、地区大会、日本大会、世界大会に出てきたからこそ分かる心境の変化や自分自身の変化。その企画運営を誰かに委託してしまったら何も生まれない。
イベントを主催するのは本当に大変です。大変だからこそ、みんなにとって大切なものになるんだと思います。だから、参加するメンバーの熱意が一番重要なんです。
ーーーみんなの熱意を引き出すために、大切にされていることは何ですか?
髙橋:私がいちばん熱くいること、それが一番大切です。
私のテンションが下がるとみんなのテンションが下がります。それをヒシヒシ肌で感じるんです。だから私は絶対に立ち止まれない。毎日そう思っています。その部分はどんなに言葉で言っても伝わらないので、後ろ姿で見せるしかないと思っています。トップがいちばん動き回らないと、組織は活性化しません。
だから日本大会は、何から何まですべて私がやってきました。たまには寝てくださいねって、みんなに言ってもらえるぐらい動き回りました。
そういう仕事を続けていると、だんだんメンバーが「これ手伝いましょうか」とか、「これ私できますよ!」とか、自発的に言ってくれるようになってくるんですね。私が指示を出すのはすごく簡単なんですけど、自ら気づいて自分で動いてくれた方がいいと思うので。みんなに言っているのは「みんな私と同じくらい熱くなって!」。それだけです。
今日本大会は、そうやって運営メンバーの助けがあってこそ成り立っているのでとても感謝しています。 大会は絶対に一人では開催できない、だから支えてくれるメンバーとこれからももっと素晴らしい日本大会を作り上げていけると確信しています。
私のテンションが下がるとみんなのテンションが下がります。それをヒシヒシ肌で感じるんです。だから私は絶対に立ち止まれない。毎日そう思っています。その部分はどんなに言葉で言っても伝わらないので、後ろ姿で見せるしかないと思っています。トップがいちばん動き回らないと、組織は活性化しません。
だから日本大会は、何から何まですべて私がやってきました。たまには寝てくださいねって、みんなに言ってもらえるぐらい動き回りました。
そういう仕事を続けていると、だんだんメンバーが「これ手伝いましょうか」とか、「これ私できますよ!」とか、自発的に言ってくれるようになってくるんですね。私が指示を出すのはすごく簡単なんですけど、自ら気づいて自分で動いてくれた方がいいと思うので。みんなに言っているのは「みんな私と同じくらい熱くなって!」。それだけです。
今日本大会は、そうやって運営メンバーの助けがあってこそ成り立っているのでとても感謝しています。 大会は絶対に一人では開催できない、だから支えてくれるメンバーとこれからももっと素晴らしい日本大会を作り上げていけると確信しています。
自責で考える
ーーーチームのリーダーというのはどういう役割、どういう存在であるべきだと思われますか
髙橋:メンバーの「個」を理解することです。不得意なことを、ずっとやらされるとストレスになるじゃないですか。メンバーにはすごく個性豊かで才能豊かな方たちが揃っていますが、それを生かすも殺すもリーダーの役割分担次第です。だから一人ひとりの得意、不得意をちゃんと理解しないといけません。
加えて大切なのが、メンバー一人ひとりが「自分が必要とされている」と実感することです。私は毎日、チームのメンバーと2〜3時間話すようにしています。
加えて大切なのが、メンバー一人ひとりが「自分が必要とされている」と実感することです。私は毎日、チームのメンバーと2〜3時間話すようにしています。
ーーーそういう仕事を続けようと思ったら、リーダー自身が毎日安定を保つことも重要ですよね。
髙橋:怒っている時って必ず他責になっていると思うんです。思い通りにしたいって執着している。だから自分で自分のご機嫌を取るっていうのがここ数年のテーマなんです。そうすると自責で考えられて、物事がスルスル進む。「他責にしたら良くないことが起こる」というおまじないを、自分にかけています。
外見は内面のいちばん外側
ーーー組織として大切にしておられる価値観はどんなことですか?
髙橋:コンテストなので順位が出るのですが、本当に大切なことは『昨日の自分を超える』ことです。
コンテストは美の大会ではあるんですが、内面をしっかりとジャッジします。「外見は内面のいちばん外側」です。内面を磨かないと、キラキラしたオーラは出てこない。いくらメイクをしても見た目を整えても、内面がそこに伴っていないと出てくる言葉も違います。だから一番大切なことは個人の成長なんです。
コンテストは美の大会ではあるんですが、内面をしっかりとジャッジします。「外見は内面のいちばん外側」です。内面を磨かないと、キラキラしたオーラは出てこない。いくらメイクをしても見た目を整えても、内面がそこに伴っていないと出てくる言葉も違います。だから一番大切なことは個人の成長なんです。
ーーー髙橋さんの考える「成長」とはどういうことなのでしょう。
髙橋:私たちの団体は「自分という人間を尊び、唯一無二な存在だということを自覚する」ことをスローガンとしています。自分自身を見つめてトレーニングを積み重ねていくことから生まれる自分自身に対する自信のことを成長というのだと思います。
もう一つ大切なことが「説得力」です。スピーチですごくいいこと言っていたとしても、言葉遣いや伝え方ひとつに生き方が現れます。私自身もコンテスタントとしてスピーチを練習する中で、中身と外見のギャップに気が付きました。今までそういうことを意識して生きてきてなかったことにも。
ウォーキングもそうなんです。すごく綺麗でいいことを言っているけど、歩き方がガタガタだとか姿勢が悪いとか、ひとつでも穴があれば説得力に欠けてしまいます。私は一つ一つ所作には考え方が反映されると思っています。だから説得力というのは考え方に比例して磨かれるのかな、と思っています。
もう一つ大切なことが「説得力」です。スピーチですごくいいこと言っていたとしても、言葉遣いや伝え方ひとつに生き方が現れます。私自身もコンテスタントとしてスピーチを練習する中で、中身と外見のギャップに気が付きました。今までそういうことを意識して生きてきてなかったことにも。
ウォーキングもそうなんです。すごく綺麗でいいことを言っているけど、歩き方がガタガタだとか姿勢が悪いとか、ひとつでも穴があれば説得力に欠けてしまいます。私は一つ一つ所作には考え方が反映されると思っています。だから説得力というのは考え方に比例して磨かれるのかな、と思っています。
考える前に飛び込むから挑戦できる
ーーー最後の質問です。自動車業界は100年一度の変革期と言われています。常にチャレンジし続けている髙橋さんが、新しいことに挑戦する際に大切にしている事は何ですか?
髙橋:普通、新しいことにチャレンジする時って、失敗したらどうしようとか、うまくいかなかったらどうしようって考えますよね。私たちはひよっこ過ぎてそういうことに怖さがないんです。知らないから。とりあえずやろう、動いてから考えよう。そういう風に考えます
ーーー思いついたらすぐ行動すると、すごい仕事が増えるでしょ?
髙橋:はい。効率は悪いかもしれないです。やってみてダメだったら変えて。やってダメだったら変えて。その繰り返しです。
ーーー考えれば考えるほど、知れば知るほどできなくなることってたくさんありますよね。
髙橋:そうなんです。だから考えるより先に飛び込んでしまう。先日、日本大会の会場のヒルトン大阪様にお邪魔しました。ビューティーキャンプと言ってみんなで3泊4日泊まるんですが、何も考えずに周囲を掃除していいですかって申し出たんです。
そうしたら、管理会社に許可を取ったりいろんな部署に確認しないといけないようで。知っていたらそんな申し出できませんでした。知らないって強いですよね(笑)
そうしたら、管理会社に許可を取ったりいろんな部署に確認しないといけないようで。知っていたらそんな申し出できませんでした。知らないって強いですよね(笑)
ーーーどうも今日はありがとうございました。日本大会の成功を心よりお祈りしています
髙橋:こちらこそありがとうございました。
一般社団法人 ASPJapan
〒152-0035 東京都目黒区自由が丘2-16-12LC1F
聞き手:小西敏仁 / 撮影・構成:山本一夫(広報室)
協力:千里阪急ホテル
協力:千里阪急ホテル
私たちネッツトヨタニューリー北大阪株式会社は1961年の創業以来、 「自分の子供を入れたくなる会社になる」「世代を超えて100年続く」という2つのゴールを掲げ、社員にとって幸せな職場になることを一貫して目指してまいりました。 このコーナーでは従業員を大切に経営されている企業トップにインタビューさせていただき、社員価値の高い企業づくりについて学びます。 真のお客様価値は幸せに働く社員によって生み出される、が私たちの信念です。記事を通して私たちの目指すゴールを多くの方に知って頂ければ幸いです。
ネッツトヨタニューリー北大阪株式会社
代表取締役社長 小西 敏仁